市田柿

協議会について
事業内容
市田柿ブランド推進協議会は、こんな活動をしています。
栽培・加工研修会の開催
 栽培・加工技術の向上を図るため、研修会を開催しています。
 生産意欲は高く、大勢の生産者が集まります。
栽培・加工技術研修会
栽培・加工技術研修会

原料柿の適期収穫推進
 おいしい干し柿作りの基本は、糖度が十分にのった適熟の果実を加工することです。このため、糖度が低い未熟果を加工することがないよう(屈折糖度形値20%以上目標)、収穫時期が近づくと毎週原料柿の品質調査を行い、この結果に基づいて成熟期情報を生産者に提供しています。
標高別に果実の品質調査を行って、成熟状況を確かめています。
標高別に果実の品質調査を行って、成熟状況を確かめています。

新技術の導入
 伝統の加工技術を大切にしつつ、より品質の向上を目指し、新たな技術開発にも取り組んでいます。栽培技術や災害対応技術などは、南信農業試験場や南信州農業農村支援センター技術経営普及課を中心に、関係機関も連携して現地調査などを実施して技術確立が図られます。
現地調査の様子
現地調査の様子

脱針式皮むき機
脱針式皮むき機
脱針式皮むき機への移行
「市田柿」は100g前後の小さな柿なので、皮むきは、長い針を果実に刺し固定する方法でしか皮むきができませんでした。しかし、平成20年に関係者の努力により、針を使用しない皮むき機(脱針式皮むき機)が開発され、衛生的な干し柿生産により更なるブランド力のアップを図るためにと、ブランド協議会では、全戸脱針式皮むき機への移行を推進しました。平成28年には全戸脱針式皮むき機への移行がほぼ完了し、安心・安全な干し柿生産ができるようになりました。

適期防除の指導
 良質な原料柿を確保するため、病害虫防除を徹底しています。特に難防除病害虫の円星落葉病やカイガラムシ類については、南信農業試験場や南信州農業農村支援センター技術経営普及課で調査に基づく発生予察情報が作成され、これに基づき適期防除が徹底されます。
消費者へのPR
 「市田柿」の販売促進PRなど、市田柿ブランドを広めると共に、地産地消の推進や、食育活動を関係機関連携して行っています。
粗皮削り現地実証試験の様子
PRキャンペーン
 柿むきやのれんづくりの実演、市田柿(個包装)やチラシの配布、アンケートやクイズを実施
粗皮削り現地実証試験の様子
食育活動
 児童や園児対象におやつ作り体験の実施など、干し柿が苦手な子供達にも親しんでもらえるおやつを紹介